コラム

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基礎工事には欠かせない遣り方とは?道具もあわせて紹介!

こんにちは!有限会社酒井建築です。
福島県伊達市を拠点に、伊達市や福島市など福島県の県北、宮城県の仙南で新築工事や基礎工事を提供する有限会社酒井建築です。
今回は、私たちが日々行っている基礎工事の工程である「遣り方」について紹介したいと思います。
遣り方とは、建物の位置や高さを正確に出すために設置する仮設の囲いのことで、基礎工事の前に行われます。
遣り方が間違っていると、建物全体がずれてしまう可能性がありますので、慎重に行わなければなりません。
基礎工事に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

遣り方とは中心線や水平線を設定するためのもの

土地
遣り方は、建物の中心線や水平線を設定するために必要なものです。
中心線とは、建物の外壁や柱などの中央を通る線で、建物の配置や寸法を決める基準となります。
水平線とは、地面から一定の高さに引く水平な線で、建物の高さや傾きを決める基準となります。
これらの線を正確に出すためには、地面に直接縄を張るだけでは不十分です。
地面は凸凹していたり、掘削したりすると変化してしまうからです。
そこで、地面から少し高く木杭と貫板(薄板)で作った囲いに水糸(水平に張る細い糸)を張ります。
この水糸が中心線や水平線を示すもので、遣り方と呼ばれます。

遣り方で使われる道具とは

遣り方を行う際に必要な道具は以下の通りです。

木杭

地面に打ち込む木製の棒で、貫板を固定する役割をします。

貫板

木杭に留める薄板で、水糸を張る役割をします。

水糸

貫板に張る細い糸で、中心線や水平線を示す役割をします。

スケール(メジャー)

距離や寸法を測る道具です。

墨つぼ

墨汁を入れる容器を指します。

墨さし

墨つぼから墨汁を出す道具です。

レベル

水平や垂直を測る道具を指します。

ハンマー

木杭を打ち込んだり、貫板を留めたりするために使います。

貫板を木杭に留める金属製の棒です。

これらの道具はプロの職人が持っていることが多いですが、一般の方でもホームセンターなどで購入することができます。
ただし、レベルは高価なものが多いので、安価に簡単に水平を測る方法として水盛り管というものがあります。
これは細長いチューブの中に適量の水を入れるだけです。
大気圧は一定なので両端の水の高さは水平になるという理論を利用しています。
このチューブの両端を水平を出したい2箇所にあてがい、水平高さを記せばこの2点の高さは水平となります。

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最後までご覧いただきありがとうございました。