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基礎工事の遣り方の手順を解説!

こんにちは!
新築工事や基礎工事を行う有限会社酒井建築は、福島県伊達市に本拠地を構えており、伊達市や福島市など福島県の県北、宮城県の仙南でサービスを展開しております。
今回のコラムでは「遣り方」の手順についてご紹介します。
遣り方とは、建物の位置や高さを正確に出すために設置する仮設の囲いのことであり、基礎工事に欠かせないものです。
どのような手順で行われるのでしょうか?
ぜひ最後までご覧ください。

遣り方の手順1:境界線を分かりやすくする

盛られた土
境界杭と境界杭を糸などで結び、境界線を分かりやすいようにします。
これは建物が敷地内に収まっているかどうかを確認するためです。
建物の位置を確定する地縄を張って、建物の位置を確定させます。
地縄とは、建物の外周に張る縄で、建物の形や大きさを示すものです。
地縄は境界線から一定の距離を空けて張ります。
これは建築基準法で定められた延焼ラインや北側斜線制限などに適合するためです。

遣り方の手順2:貫板を張る高さの基準を決める

木杭などを打ち込み、高さの基準を決めます。
貫板はこの高さに合わせて留めます。
高さの基準は設計図面に従って決めますが、一般的には基礎よりも少し高く設定しなければなりません。
これは基礎工事の際に地面が掘られても水糸が見えるようにするためです。

遣り方の手順3:墨出し・短出しを行う

遣り方に墨を出します。
墨出しとは、建物の中心線や基礎の寸法などを貫板に印すことです。
墨出しには墨つぼと墨さしを使います。
そして墨出しした箇所に対面同士に水糸を張ります。
水糸は中心線や水平線として機能するものです。
続いて矩出しを行います。
建物外周に張った水糸の交点の対角を測り、直角を出すことを「矩出し」といいます。
直角が出ているかどうかはピタゴラスの定理(斜辺の長さの二乗=他の二辺の長さの二乗の和)で確認可能です。
直角が出ていない場合は、水糸の位置を微調整しなければなりません。

遣り方の手順4:高さの確認を行う

最後に、貫板や水糸の高さが設計図面通りになっているかどうかを確認します。
高さの確認にはレベルや水盛り管などを使います。

以上が遣り方の手順です。
遣り方が完成したら、「遣り方検査」を行います。
この検査では、遣り方が正確かどうか、図面と一致しているかどうかを確認します。
遣り方検査は非常に重要な工程ですので、しっかりと行いましょう。
遣り方検査が終わったら、基礎工事に入ります。

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最後までご覧いただきありがとうございました。